2023年4月23日、東京渋谷区代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターで、JARL東京都支部の令和5年度大会が開催されました。
杉並区アマチュア無線クラブは、東京都支部の登録クラブです。大会に参加をさせていただきました。支部から、52基の長机が並ぶ教室を展示室にする任を仰せつかりました。事前打ち合わせの時は、どうしたものかと不安になりましたが、当日は出展各局が手慣れた様子で机を並べ替え、みるみる展示ブースが出来上がりました。
何の働きもないままに、講堂で催された大会議事の最後に行われた協力社団局への感謝状授与に並ぶという栄誉を頂戴してしまいました。感謝状文面の『永きにわたる尽力』には赤面です。(*´∀`)

さて、JR1YNUの展示ブースは、FTDXナンチャラカンチャらがズラリと並ぶYAESUの展示ブースの隣です。羨望のリグを横目に、今回仕立てた幟旗を立て、クラブ紹介チラシや体験運用で使っている説明書やQSO台本を並べます。会場内QSO用のリグも据えて、一応、展示ブースらしくなりました。

JR1YNUが開局している体験特別局8J1YAOも、都支部登録クラブとして扱われます。都支部50周年記念アワードのポイントとなります。そこで、来場者と対面距離でのQSOを行い、その場でQSLカードを手渡しします。

来場者に「ハンディ機をお持ちでは?」と声掛けすると、バックからリグを取り出される方もあり、対面距離QSOは10余件を数えました。
開局1年に満たない新参クラブでありますが、皆さん熱心に設立趣旨や活動内容を聴いてくださいます。特に、体験運用については関心が高く、説明資料や台本を手にされます。
アパマンハムのご夫妻と話している中で、近隣住民をシャックに招いて体験運用をしたら近隣とのコミュニケーションに役立つのではないかという話が出てきました。体験運用というと、どうしても子供向けに考えが展開しがちですが、色々な可能性がありそうです。
賑やかな時間も過ぎ、特段の号令もないけれど、出展の各局は自主的に片づけに取り掛かり、気が付けば展示室は元の教室に原状復帰していました。
講堂に移って記念撮影と景品抽選会です。今回参集したYNUメンバー5局のうち4局が景品引当という成果にビックリです。

初経験ではありましたが、移動運用や体験運用とは違った展示運用の面白さと楽しさを知ることができました。クラブの活動の幅が広がった1日でした。
(2023/04/25 文責:JN1VVR)